ヤマダホームズの大野城住宅展示場に行き、スタッフの方にいろいろとお話を聞けました。
ヤマダホームズというとどんなイメージでしょう?
家電屋のサイドビジネスで最近路上で展示場など見かけるようになったぐらい?
今回お話を聞き、歴史の長い、家電屋の1つのサイドビジネスの枠に入るには勿体ないぐらいの立派なハウスメーカーだったので、少々長くなりますが、最後まで見て頂ければ幸いです。
まず、このヤマダホームズの歴史のポイントとしては、エス・バイ・エルの買収にある思っています。このエスバイエルの技術が素晴らしい。
ヤマダホームズで販売している注文住宅の高級グレードSxLシグマは、エス・バイ・エルの特許技術も沢山使われている。
特に凄いと思うのが耐震性。モノコック構造、独自のジョイント金物、独自のパネル
しかも実際の実験データがしっかりある。カタログについてたQRコードから実験動画が見れれるがすごい。
60年以上地震による全・半壊はないという。
展示員さんの話では熊本県のお客さんで新築を立てて半年未満の時期に熊本地震が起きたが、外溝に影響があったものの建物はなんともなかったそう。
耐震性も魅力的なのですが、私がもっとも凄いと感じたのがエス・バイ・エルの特許 VFパッキン
基礎換気口が不要で床下全周換気を可能にし、壁内部へと空気を誘導。これは、建物の木の乾燥も促してくれるような優れもの。
これは、建物の重要な構造材などが湿気により腐食することを防ぐことができる。
建物が乾燥することは家にとっては好ましいといえる。
壁内換気システムを採用した築24年の住宅を解体・検査した物件の含水率は、工場出荷時19%を下回る結果となった。これは何を意味しているかというと、換気システムにより、建てたときより、木材の乾燥が進んで断熱材も初期性能を維持しているという結果が得られたそう。
実際の含水率。かなり低いことが分かる
近年問題になっている手抜き工事などによる内部腐食などを心配する声も多く、その点で、こういった長期間後の内部の結果があると安心する。
とにかく住宅に関する拘りが凄く、エス・バイ・エルは家づくりが本当に好きな会社だったんだなぁというのが分かる。
ただやはり、拘りが多い分、価格は高い分類に入る。坪単価は最低でも80万~とみていたほうが良い。
ヤマダ電機による買収で統合されたエス・バイ・エルですが、いままで価格帯の高い分、お客さんの中には、このこだわりの家が買いたいけど、価格で断念するといったケースもあったそうで
ヤマダとの統合で、提案できるバリエーションが増えて良かったと展示員さんはいう。
大野城のモデルハウスは、ヤマダホームズのブランドの中のフェリディア。
比較的グレードが高い商品。
SxLシグマほどの耐震技術ではないが、それでも十分というか優れた技術を採用。
ティンバーメタル工法といわれるもの。
接合部分を構造金物を使用し強度を確保。
また、パネル工法を採用し、地震の揺れによる力を一部に収集することなく分散させる方法。
また、フェリディアは、制震ダンパーを標準採用しており、繰り返しの地震に強い耐震構造となっている。
制震ダンパーが標準装備されてない商品もオプションで可能なようで、付けれるならこれは付けたいオプションだと思います。
フェリディアの柱や土台は、檜構造用集成材を使用しています。
JAS基準に合格し尚且つ、木材の含水率を15%以下にしている拘りの檜を使用
この檜構造材は、高強度で耐火性、耐久性、断熱性の高い材料として優れた特性を持っています。
さらにフェリディアは、高気密・高断熱を可能にする高性能グラスウール断熱か吹付断熱を選べます。
硬質ウレタンフォームをスプレーのように内側から吹き付けることで、隙間のない気密性を実現
屋根側にも吹き付けが可能なので家をホームベースのような形の端に沿って吹き付けるので
従来屋根裏部分も熱くなりにくい構造にできますね。
もう一つの高性能グラスウール断熱材は屋根部分は覆えないが、一般のグラスウールに比べて
繊維径が細く本数が多いので断熱性が向上
うまく、2階天井側を分厚くすることにより、2階部分の断熱性を高めています。
こういった断熱性能を高めることで、実は防音性という面も向上。
築年数が古かったり、新築の家でも壁が薄く、気密性を高めて無い家など、騒音が気になるたいう人も多いのでは?
国道近くの家で、夜トラックの音がうるさい、夏の朝、セミの音がうるさい。
3交代勤務で、日中寝ないといけないけど、外の音が気になり寝れないなど、防音性は、あったほうが、良いと思う人が多いと思います。
実際展示員の方に聞くと、フェリディアを建てたお客さんで、山手の方で、蝉の鳴き声が凄くて、打ち合わせの時気になってたお宅で、フェリディアを建てた後、聞くと全く蝉の音が気にならない程度に防音されていると言う。
ヤマダホームズの中でも上位グレードのフェリディアは、最低でも坪単価は70万~を見ていたほうが良い。
これぞヤマダ電機とのコラボ住宅らしいというのは、スーパーフル装備住宅という注文住宅のブランド
家電も家具もサービスに組み込まれるスーパーフル装備住宅。
ヤマダ電機は、大塚家具もグループ企業にあるので、家具もグループ内で調達可能。
さらに、ハウステックで住宅関連設備。ハウステックだけではなく、ほかのメーカーも選べたり
初めから必要なものを選んでいく形なので、楽といえば楽な住宅購入の作業。
ヤマダホームズは、ほかにも、災害をへの備えを強化した住まいのブランド
ネクシス(NEXIS)や耐震・断熱・メンテナンス性などバランスの良いエルフォートなど
提案できるブランドを用意している。
また、ヤマダホームズは、スムストックの加盟企業であり、いざ住宅を手放すといった時にも有利だ。
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