アーデルハウスの事を知るために、熊本の展示場に伺い営業の方にお話しをお聞きしました。
アーデルハウスは、カネカソーラーサーキットのお家のノウハウを元に家造りを行っています。
カネカソーラーサーキットの家とは、カネカの子会社が運営する企業。
カネカは大手総合化学メーカーで、売上高6000億を超える上場企業です。
要は、技術提供を行い地元の加盟している工務店が家を建てるというもの。
熊本県は、このアーデルハウスが加盟しています。
家の大きな特徴としては、外断熱と二重通気工法を組み合わせたもの。
外断熱とは、柱などの構造体も含めて、外側から断熱材で覆うので、構造体から室内に冷気などを寄せ付けない。気密性も内断熱に比べて、非常に良いC値がでます。
アーデルハウスは、2度C値を図るそうです。エアコンなどの穴をあける前と家に穴を開けた後と
これは結構徹底しています。おかしな数値が出たら、確認が入るようです。
C値も0.4を切るような良い数値も多いとの事。やはり外断熱をしているハウスメーカーはC値が良い
そのなかでもさらに、アーデルハウスは、基礎も外断熱しており、徹底しています。
この基礎断熱は、外断熱の企業がすべて行っているわけではなく、どちらかというとまだ少数
基礎断熱の中でも、内側にしている企業もあれば、アーデルハウスのように外側にしている企業もあります。
断熱通気部材は、押出法ポリスチレンフォーム断熱材。
断熱性能が高く、水・湿気に強いまた、軽いという施工や運搬上の利点もあり
大手ハウスメーカーでいくと、住友林業も床断熱で使用しています。
デメリットは、価格が高い。熱に弱い。
価格については、カネカの仕組みを使っているので、当然カネカ製品を安く仕入れる仕組みができていて
うまく回っています。カネカの押出法ポリスチレンフォームは、JSPや積水化成、ダウ化工などと国内シェアの4強
この図が非常に分かりやすい。ソーラーサーキットの二重通気構造は、一般的な住宅にも備わる外壁材と断熱材の間にある1年中通気を行う外側通気層に加え、断熱材と内装材の間にインナーサーキット(内側通気層)を床下から導入した外気を小屋裏まで通気をする仕組みがあります。
これだけ気密性も高いので、エアコンは一つでも十分真夏での快適なようです。
実際の展示場のエアコンはこの床置エアコンのみだそうで、このファンを通り各部屋に流しているようです。
アーデルハウスハウスの特徴は、性能だけではなく、デザインも良いところ。
インテリアコーディネーターも優秀な方がいるようで、デザインが気に入ってアーデルハウスを選ぶケースは多いようです。
デザインも良く、性能も理に適ったアーデルハウスの注文住宅でした。
本社は、嘉島のイオンモールの北側にあるようです。
嘉島モデルハウスには、宿泊体験ができるモデルハウスがあったり、3号線沿いのTKUにもモデルハウスがあるようです。こちらは、新しく建て替えたKKT合志に注力すべくいずれ撤退するようでした。
KKT合志も5年ほどで建て替えたようですし、地場工務店としては、展示場の維持費も大変だと思います。
積水の鉄骨なんかは移動できますし、木造系のハウスメーカーはそれができないのでつらいところ。